4月19日 雪代濁流、激流、撤退だ

 雨降りと晴天で本流、支流、藪沢まで雪代濁流だだろう。支流の支流だったら入れるかなとの
思いでところどころ残雪の林道を進む。
 雪崩跡で前進を阻まれてジムニーストップ。入渓ポイント迄1時間、ゆっくり歩き出す。



 下を流れる本流の雪代はウオーン、ウオーンとウナリ濁音で流れ下っている、 渡河 とんでもない
流されて一巻の終り。30分歩いて 熊に注意 方向の支流に向かう。

 

 混生の無いブナ林です、芽吹き前は林床まで陽が差し込み、白から薄灰色の幹間は遠くまで
見とうしが効く。視界の中に熊の影が入らないか無意識に目を凝らす。鉢合わせでは遭いたく
無いが、遠目なら遭いたいものだと探しながら歩く。





 支流の支流に辿り着いたが 雪代はますますひどく、笹濁りどころか泥と枯葉、枝等々で真っ黒
状態の濁流。



 この濁った濁流の中でも餌に喰らいついたマルマルのメタボリック岩魚。餌の豊富な沢のようだ、
体長を伸ばせと流れを避けて淵にドボンと戻す。




 同行のS氏も慎重に歩進め流れの無い淵を探しながら餌を送り込んでいるが喰いが無いようだ。
濁りと落ち葉の流れ込みで岩魚も餌を追かけれないのだろうとこれ以上の釣行を諦める。
 でもこの沢の魚止めの滝まで上がってしまった。滝の勢いが凄い、いつもの倍以上の水量だ。



 竿を出して、30分で撤退です。岩魚も流れを避けて木の根っこ、岩の陰に身を潜めて、
雪代の収まるのを待っているのだろう。雪代が収まったら腹を空かしているから釣り人には
都合がいいのだが。







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