3月25日 ジムニーとカンジキと岩魚

 晴天つづきで林道の雪もどんどん下がる。厚くてもゆるんでいるのでデフ跡を引きながら
でも相当のところまで入れる。雪の深い場所は、林道の上に杉枝が無く、上が開けた箇所の
雪が厚い。


 杉林の中を通る箇所はご覧のように何にも無い状態。



 20mくらいの吹き溜り、40〜50cm程の厚さ、前進バックを繰り返すが、あとちょっとなのに
リフトアップジムニー4輪空転沈没。スコップを常備しているので掘り出し作業、2人交代で
腹の雪を掻き出して脱出に20分、これも結構楽しんでやっています。

 

 いつもの車止めまでは未だ暫くあるが此処でストップ。ここからはカンジキツアーだ。





 今の時期だけです、陽光が木々の根元まで射し込み、早く芽を出せ、花を咲かせと 雪を消し、
地面を温めて、山の春よ早く来いと、促しているようだ。



 眩しいくらいの陽射し、樹幹をとおして温みが感じられる。



 カンジキを腰に下げて入渓。今日はまだ雪代は出ていないようだ、底の小石まで綺麗に見える。



 上の写真、木の根っこでユーラ ユーラしていたのが 下の写真のホッソリ岩魚、これから餌を
タラフク食べてもっと肥って、デッカクなれよと流れに戻す。





 同行のS氏、1本を引き抜いた後、もう1本デカイのが見えると盛んにその鼻先に餌を流してい
るが喰ってこなかったようだ。やあー負けた負けたぜんぜん喰ってこないよ、と先行する私に
追いついてきた。腹空かせてガツガツしている岩魚と、雪代に混ざる餌を拾い腹いっぱい喰っ
ている岩魚。餌場として定位する淵、瀬、とその大きさ、深さ、そしてそこに餌の滞留ポイント又
その流れがあるのか等々、岩魚の生活、居住ポイントも人間の生活環境と共通点がありそう。



 シャターを押す前にひっくり返ったままで尾からの写真、初めてのアングル。尾が大きいヤツだった。



 これも、細身の岩魚。餌を食べ食べもっと上流に遡上したら又遭おう、俺も源頭まで上るから。



 午後になり、雪代が出始める。2時頃には濁りだし、水量も増え渡河するにも難しくなったので
竿をたたむことにした。



 帰りは又カンジキツアーだ。歩く先には賑やかにカモシカとうさぎの足跡、熊の足跡が無いかと
探しながらノンビリ歩き出す。



 いつものミズバショウ群生地、やっと雪が消え芽を出したばかりの様子。あと1週間もすると
すごい景観になりますよ。



 見上げると この晴天。カンジキを履いてフーフー言いながら林道をくだってきたがここで雪の
うえに腰をおろして一休み。







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