3月23日  入れたぞ岩魚域へ

 毎日の好天で思いのほか雪消えが早まっている。17日の林道チェックの時には未だ2週間は無理と
みた林道もなんとか入り込めた。それでも厚いところはまだ20cm〜30cmの残雪、Lレンジ4駆1速で
デフ跡を付け雪魂を掻き揚げながら進める。それでもいつもの車止め手前300m程でストップ。
 ここからは、カンジキツアー。

 

 ここは、毎年解禁当初に入る山なので1年ぶり、今日は晴天の山並みを眺めながらノンビリ、ユックリ
釣行の1日になります。



 入渓ポイントと帰りも渓を下るのでカンジキをここに置いて遡行です。

 



 釣りはじめは山女域です。デカイのがツンツン、ガツガツも無くユーックリ竿を絞るのでユーックリ
引き上げたらデカ山女。山女らしくないアタリ、水温は6℃あるからもうちょっと動いたら。





 この渓、最後の堰堤。ここから上はいよいよ岩魚域だ。竿をたたんで左から巻く。



 ポイントに立ちこんで足元から引き上げるS氏。岩魚はそこに居ると釣れるらしい、特別な仕掛けも、
釣技もいらないようだ。館の主人も山釣りが上手くならないのはそこに岩魚が居るからなのかな。
山女釣りはちょっとしたテツニックが必要のようです、最初のツンツンのアタリに合わせて竿を
立てないとえさを吐き出してしまうらしい。



 ガツガツ、グリグリ と今年最初の岩魚と直感できるアタリ。餌に喰らいついたら絶対に放さないのが
山釣りの岩魚だ。



 1〜2年魚のチビから、3〜4年魚のちょと大きいのまで、30upは顔を見せてくれなかった。
大きめのを2本頂いて来ました。





 サビで真っ黒岩魚。淵の上、雪にドンと放り上げる。写真を撮っているうちに雪の上をクネクネと
身をよじって淵にジャボンと戻っていった。





 この渓の名物デカ粗大ごみ、植林、木出し林道工事? で転がしてしまった物だろう。それにしても
デッカイ ブルドーザー 幅広ブレードが渓を塞ぎ小さい落ち込みを作っている。

 

 ブナの倒木、雪消え時期に根から崩れ落ち渓を塞ぐ大木はあるが、折れたばかりのその木
はたぶん世代交代だろう。
 狭い渓を塞ぐ雪崩跡。昨日あたりに崩れたのだろう。一時完全に渓を塞ぎ、堰堤を形作ったり、
それが いっきに崩落濁流と化して流れ落ちたと思われる おおーー怖い、怖い。3年程前に
渓全体に濁流音に似たウナリ音がこだましたのを聞いた、きっとこの音だろう。

 

 3時間の遡行、ちょっとだけ雪代の出たくだり1時間。ノンビリ、ユックリ、晴天、4時間の遊びでした。






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