9月20日  崩落林道激走のファイナルデー

 昨日、とっておきの渓で好い思いをしての今日のファイナルデー。さて、何所に入ろうかと思案し、バックの山が低い藪沢ならなんとか入れるだろうと、崩落の河北林道を郡境越え。なんとか比立内に下りれそうだと思っていたら、落ちてきた枯れ木と崩落で行くてを阻まれた。しかし、下りだったから、ちょっと傾斜を付けるだけでここは通過。だけど、山を越えたのはいいが、内陸の方が雨量が凄かったようだ。沢の水量は未だ轟音と濁流で、岩魚釣りなんて、とんでもないという状態。一旦、比立内に出ようと舗装林道(県道)を向かうが、いやーな予感、車が入ってきた跡が無い。しばらく進むと、やっぱり、舗装路面に左斜面から抜根倒木と大量の岩石が崩れ落ちて、前進を完全に阻まれた。閉じ込められた、遭難だと、S氏と冗談を言いながら、さっきちょっと崩して通過した箇所をもっと大きく削り崩して登れるようにして、なんとか通過しようと河北林道に戻ることにする。スコップは常備しているので、堆積した山を崩し、それを水の流れているところに下ろして傾斜を緩やかにして、なんとか登れるだろうと眺めながら一休み。赤色灯とスピーカーを付けドアーに秋田県 と書いた車が来た。災害監視車かな。県道なので、崩落箇所のチェックに来たとのこと。丁度いい所に来てくれた。通過できないで、スタッグしたら牽引してくれと頼み、待っててもらった。しかし、丁寧に道路工事?したのでなんなく通過することができた。監視員のお二人さん、ご苦労さんでした。監視車両もここでUータン。ついでに、監視員の方に茸も聞いた。ここに来る途中に枯れ立ち木にビッシリ付いていたキノコを訊いたら 毒キノコの ツキヨタケ(月夜茸) と判明。



 ツキヨタケのなる木。猛毒だそうです。ヒラタケ、シイタケ、ムキタケと間違うのだそうです。足の付け根を割ると黒い斑点があり区別がつくと割って教えてくれました。

 

 今日入れる沢は、ほんとうに限られてしまう。2ヶ所目に立ち寄った沢も既に先行者がいたりして、最後にこの沢に到着。岩魚が居ても居なくとも、まず竿を出そうと、おにぎり を食べてからユックリと準備し、渓に下りた。増水は治まり、濁りも無く本来の小渓流だ。



 アタリあり、1投目にアタリがあると ヨーシ と期待してしまう、岩魚バカの二人です。でも、掛かってくるのは佃煮サイズの1年魚。どこまで上っても1年魚。、先行者の居る様子も無いが、昨日あたり遡行した岩魚バカが居たのかな。岩魚バカが岩魚バカ呼びしている。何所にも居るんだな岩魚バカは。それでも、竿抜けに大物が潜んでいるかもしれないと釣り上がるが、望んだサイズが出ないまま今シーズンを終了した二人でした。怪我、アクシデントも無く、無事竿納めをしました。山ノ神・森・渓・ブナに感謝、それに家で待つ山ノ神に感謝、感謝、ありがとうございました。



 最終日に見た、気が付いた花、トチバニンジン。花が終り、実を付けはじめています。(名前は、宮城教育大学ONLINE植物アルバムに訊ねました)

     



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