8月19日  ススキがひらき始め、山は初秋

 今日は、11時スタートのちょい釣り。車止めから草・枝・葉で埋り、その痕跡を探すのも難儀する仙道をナガサで払いながら20分、下降入渓したのはやっぱり藪沢。今日はこの沢で3時間遊ぶ。
    


 標高差のある藪沢。入渓地だけが平瀬で、あとは1〜2m程の落ち込みの連続。落ち込みとそれに続く猫の額ほどの瀬に枝・葉・倒木を避けて、餌を流すには至難の業。うまく流したつもりでも、流れにある枝に根がかり、その枝が流れでゆれていると、デッカイのが喰らい付いたと勢いつき竿をたたみ込んだりする。ピンポイント投入が藪沢釣りの楽しみだ。デッカイのがユラリユラリと見えていると、ようーし勝負 と方向を定めて正確にそのデカ岩魚の鼻っ面に餌を下ろしてやる。餌を下ろせればこっちの勝ちだ。ガリガリ、グイグイときたら、あとは引き寄せるだけ。 



 開けた落ち込みにはあまり大きいのは待っててくれない。たいていはお帰りサイズ。丁寧に針外しをして、チャポンともとに返す。



 デッカイのはこの下に居る。100mほどの連続落ち込みが倒木で埋まり、まるっきり竿を出せない。木を乗り越え、下を潜り、遡行するにも大難儀。下に大きいのが潜んで居るだろうと、入り組んだ倒木の間から覗き込む。同行のS氏が下の写真にとけ込んでいる。



 痩せこけた岩魚が掛かってきた。尾とヒレが大きく体長があるが、頭が小さく、お腹がペコンと引込み、細身だ。今時の岩魚はマルマルと肥えているのに、どうしたんだろう。そーと瀬に返してやる。



 これは、マルマルの重量岩魚。もう卵を抱いてるかもしれない。これもリリースだな。



 山野草もすっかり秋
  キバナアキギリ
 

   タニジャコウソウ


 ツリフネソウ、キツリフネソウは今が満開
 


 なんか臭いぞとあたりを見渡したらこの花だった。
クマツヅラ科 クサギ 臭木  きつい香りから『臭木』と言うようだ。
(名前が分からなかったので、宮城教育大学 ONLINE植物アルバムで教えてもらいました)



 ほんとうに細くなった。まだ居るがここいら辺で納竿。





                      2007釣行記目次にもどる