7月25日 渓相良し、岩魚影無し

 いつか入ってみよう、と いつも渓入り口を通過していた沢に向かった。林道から下降路が付いている。今シーズン、もう何人もここを下降し入渓した様子。岩に付いた苔も剥げて、足をはこぶルートもはっきり示されている。
でも、まあいいか、と同行のS氏としばらくは竿を出さないで遡行する。しかし、いくら歩いても影が見えない。居ないかもしれない、と言いながら竿を準備し、餌を放り込んでみる。全然アタリも感触も無し。渓相は申し分なし、いかにも岩魚の渓といった感じ。25,000の地形図でこの渓を見ると等高線の間隔が混み、相当の落差の落ち込みの連続か、滝で撤退かと読んで来たのだった。しかし落差はあるが、歩き易い、遡行しやすい、だから釣り人も大勢入っているのだろう。





 落ち込みにはほとんと入っていない、デカ錘を付けて底をとってもダメ、きれいに釣り上げられている。丁寧に探り、又、竿抜けと思われる枝、葉の隙間にピンポイントで針を沈めやっと岩魚を引っ張り出す作業だ。





 倒木、枯れ木等で塞がれたポイントは一番得意とする『岩魚の舘』の住人二人だ。



 ウリノキ の花  7月7日にも逢って写真をとったが不鮮明だったので今回は慎重に何枚もシャターを切った。



 キツリフネ 夏から秋にかけての花、群生はこれから見れる。



 たぶん モミジガサ(シドケ) 



 下りはこのような立派な?仙道、たぶん舞茸道。とにかくドングリの木の多い沢だ。舞茸シーズンに入ったら大勢の茸採りが入り込むだろう。



 今日一日遊ばせてもらった山の空。気温28℃でも、山の風は心地よかった。





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