5月22日  新緑に岩魚撮り
 
  舘のフィールドの山渓で、雪渓・スノーブリッジの消えるのがやっぱり早い。例年であれば6月に持ち越すのに、今年はもう無くなった。新緑が尾根に向かって駆け上がり、太平山系から白子森にかけての尾根はもうすぐ全山新緑に覆い尽くされる。
  バカナガを履いて50分の廃林道はちょっとキツイ。それでも今日の遊び場所に到着。
下降して驚いた。毎年今の時期ここに入渓するが、右斜面全体ゼンマイが今盛りと伸び出している。同行のS氏も おおー凄い。だけど二人ともゼンマイの後処理が出来ないので眺めて終り。



 岩魚撮りの前に岩魚獲り。釣らないと撮れないぞ と 釣りモード全開だ。

 

 プールを作って、そこに放して撮ろうと思っていたのに、適当な場所が見つからないままグイグイ、ガツガツ と竿を絞ってくる。釣りバカ は、ついつい写真撮りのことを忘れる。もう夢中になってあっちのポイント、こっちのポイントに餌を放り込んでしまう。



 針を咥えたままの2枚。左手に釣り糸、右手にデジカメを持っての撮影。針と糸が付いているので暴れています。針を外そうと全身で暴れまくって、周りの水の波紋がかえって綺麗に写ってくれました。
撮影後、モデルご苦労さんと針を外しリリースです。





 プールを作り、針も糸も無しでの撮影。岩魚が落ち着くまで10分以上かかります。それまで、のんびり、ゆっくりと眺めて待ってます。最初は逃げ場所を探したり、隠れ場所を探したりで賑やかに動き回ります。
こっちが動いたら、岩魚も又警戒して激しく動き回るので、撮影ポイントに座ったまま撮影開始。水面に映る影と水面からのギラギラ反射に気をつけて座る場所を決めます。





 連続する落ち込みとプール。倒木で竿出しを拒む岩魚の棲み家も多く、いつまでも残したい山渓だ。



  この沢は、最後のちょろちょろ水まで岩魚が上っているのだが、今日はこの落ち込みで竿をたたむ。いつもであれば入渓地点まで釣り上がった渓を降るのだが,今日は帰路の新ルート開拓をしようともくろむ。下りをちょっとでも楽をしたい。釣りあがる途中に放置され管理されていない杉植林地を見て、ここなら登れそうだとめぼしを付けていた。



  10分ほど枝に掴まりながらよじ登った。崩れかかって人が歩くだけの幅しか残っていない廃林道に辿り着いた。崩れる前は相当広い林道のようだ。山側にはコンクリートブロックで築かれている。
この林道の先は 白子森への登山道に続いている。




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