4月11日  雪のない渓は岩魚も薄い



 浅い渓だが日陰に僅かづつ雪が残っている。雪が少なかったわりには斜面の立ち木を巻き込んだ崩落が多い。その木が大して広くない渓を塞いでいる。
いつもながら早春の渓は、雪消えの早い林道、木出し除雪林道、と入れそうな林道を探す。あっちの山、こっちの山と走り回る。今日の渓は南に面した林道の為、秋田市周辺では一番早く釣り人が入る。でも、この渓はここ2.3年で岩魚だけだった源頭部まで、山女を持ち上げ放流した釣り人が居るようだ。源頭放流はいいのだが、岩魚に山女混じりでは?堰堤で棲み分けられていたのに残念だ。
一旦この渓から上がり、林道を走り最源頭部と交差する箇所に向かう。



 居る、居る、落ち込みを上から覗いても瀬尻でのんびりしているのか、ゆらりゆらりしている。ソーット餌を下ろしてやると スーット寄ってきてゆっくり喰いついた。まったく無警戒の岩魚だ。引き上げたら真っ黒岩魚、陽の射し込む明るい渓だから、もうサビは取れてもいいはずなのに。






 ここの源頭に昨日あたり釣りあがった人は、1.2年魚はきちっとリリースしてるようだ。こうした渓は毎年竿を出せるし充分楽しめる。でも最後まで山女混じりだった。



 春一番の花
 秋田県の花 ふきのとう   食べると美味しい春の味 『ばっけみそ』『ばっけの天麩羅』

                         2007釣行記目次にもどる