晩秋の森で岩魚のペアリングを撮る

 
禁漁からしばらくすると足はやっぱり山に向かう。林道に入るとそこは別世界。落ち葉が厚く敷き詰められてタイヤで踏んでしまうのをためらうほどだ。この落ち葉の敷き詰めらた林道も、カーブではスリップして 極めて危険な場合がある、注意進行です。
 岩魚の見えるポイントを探しながらノンビリゆっくり進む。広葉樹等落葉樹はすっかり葉を落とし、森・谷に明るく陽が射し込んでいる。



 

 何箇所かで岩魚の姿を見て、陽の射し込む方向、立ち込みカメラ位置等からこのポイントに決めた。カメラ位置は、ペアリング中の岩魚の真上に位置取り。水辺に張り出した木の枝に座り込んでの撮影だ。丁度良い木があったもんだ。また、丁度良いポイントで遊んでてくれたもんだ。木の上に陣取った猿のようだと自分を自分で笑いながら、1時間ほどシャターを切りながら岩魚を眺めていた。



 黒の斑紋がたぶん♂で、白の斑紋が♀だと思われる。常に黒斑紋が白を追いかけている。



 どちらも、尺オーバーの体長。カメラを持っている手を竿に持ち替えたい衝動に駆られる。針を2本付けて下ろすと、同時に2匹釣れそう。いやー 餌には振り向きそうも無いな この2本は。



 岩魚から木の枝まで5mほど。200mmズームでバシャバシャの連写です。シャター音で逃げられるかなと思ったが、意に介さないようだ。誘いと、追っかけに夢中だ、 もう完全に2尾だけの世界か、真上に陣取っているカメラを持った猿にはまったく気が付かない。産めよ、増やせよ、がんばれよう。



 小石の敷き詰められた川底。水の流れ、巻き込みも無く、落ち葉が溜まっている。こうゆう場所が産卵床なんだなと確認できた。










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