7月24日  国民の森から岩魚を釣る

 森林管理局が管理する仁別国民の森がすぐ近くにあるのに今まで入ったことがなかった。
 太平山、馬場目岳の両峰を連ねる各尾根からの沢を下った清流をあつめて旭川に流れる。
 太平山の登山コースはこの国民の森を起点にしたコースが一番登り易いのだそうです。
 舘の主人はこの太平山の周りの岩魚達に遊んでもらっているのに2時間30分で
山頂まで登れるのに未だ登ったことがない、そのうちお礼登山をしなければ。



太平山登山道入り口駐車場
朝8時前なのにこの車の台数と人ひと人

周りが皆カラフルな登山準備をしているのに我々二人だけがバカ長を身に付け、ベルトに
餌箱、ネット、魚入れ、熊スプレー、山刀、を下げて熊鈴をカランカランと鳴らすと登山者
とはやっぱりどこか異質、側にすぐ沢があるからこの格好で登山者と一緒に登山道を歩く
わけでもないからいいが。

 

駐車場から橋を渡りすぐ左折で仁別側からの馬場目岳登山道入り口です
ここから馬場目岳に登る
人は居ないようです、自分達の前にも後ろにも誰も居ません。

この橋を渡り間もなく篭沢出合いから赤倉沢へ入渓。



陽の差し込む明るい渓です。
旭川の源頭部なので渓相は落ち込みの連続です。
落ち込み毎にアタリがあるが全てチビ岩魚だけ、形のある岩魚は皆さんお持ち帰りのようです。
漁業権の設定されて無い河川でも先人がタンパク源確保のために放流した岩魚達。
ブナと天然杉の原生林を水源として自然再生を繰り返してきた岩魚達だ。



23cm 成長の遅い3年魚かな
陽の差し込む明るい落ち込みから掛かってきた透きとうるような綺麗なイワナでした。
今日一番の大物だがモデル後石を一個除けたらそこからスート出で行った。
リリースサイズをこのクラスまでUPしてくれたら翌年には26〜29cmがアベレージとなるのに。

 

登り始めて3時間 落ち込みが大きくなったと思ったら上に滝が現れた
F1 7〜8m程右手前に踏み跡の高巻きコースがあった。
1Fの上に左からのガラ沢出合い、その上に F2 10mはありそう。
両滝壷ともカラッポここが魚止の滝か。

 F2 を左から高巻くため5m程登ったらその上が又直ぐ滝だ、F3 と連なっている、
 F3の姿を見たら登る気が失せた。
 もしかしたらその上が岩魚の桃源郷かもしれない、岩魚達の桃源郷か、釣り人の
 桃源郷か、岩魚達の桃源郷であってほしい。
 ここで納竿。11時とちょっと早いがおにぎり昼食をして下りです。



下りの軌道跡わきに咲いていた 
サワアジサイ 
(ヤマアジサイ)




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