7月16日  渓歩き と タマガワホトトギス

 3年前に1度入ったきりの渓、比較的メジャーな渓で以前雑誌等でも
紹介されている為、場荒れしているよと地元の釣り人から聞いていた。
 それでも、最後まで登ったら姿を見れるだろうと思い歩いてみることにした
幹線林道からそれて、軽の車幅ギリギリの林道、この林道にも軌道跡が
在り、それに沿って電線を張った碍子も所々の木に未だぶら下がっている、
運材ウインチ駆動用か。
車止めで準備をしているとオフロードバイクが来た、
リュックに竿が2本立っている、ほうバイクの釣り人、
余り見ないがこれなら何処でも入れそう。




『不燃物を捨てるな、山が泣いている』
詠み人、山の神、水の神

 俺たちは何処までも本流を遡行するがと言ったら、バイクの釣り人はK沢狙いだと言う。
 それにこの釣り人、秋田市内から毎週この沢に来ている、今年は6回目だと、
いろいろ話を聴きながら踏み跡だけの道を登る、この沢の主みたいな人だな。



まだまだ居ないよと言うが、気持ちの良さそうな渓相なので下に降りてしばらく渓を歩く、
影は全く見えないが渓をはしる風が心地よい。

竿を出してみるがやっぱり居ない、竿をタタミ、渓歩きだ、両岸
の山野草を探しながらゆっくり登る。



それでも何回かアタリがあったが全てリリースサイズ。
12時過ぎてK沢出合い。
一休みしていたらバイクの釣師がK沢から降りてきた、何本か確保したようだ。
本流は影が薄いのでこれ以上遡行するのを諦めた。

 この後、本流は源頭部へ、1km程で支流北又沢へ、されに500m程で中又沢、
 南又沢と2本に別れまだまだ奥は深い。



今日の一番の獲物
タマガワホトトギス
(玉川杜鵑草)
薄暗い踏み跡だけの道の両側10mくらいに群生し、
花を付けていたのが10本くらい、
名前が分らないまま写真を撮ってきた。
初めて気が付いた花
でユリ科の花だそうです。



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