5月 8日(土)   真角沢 源頭部へ(阿仁マタギに会う)

岩見ダム上が工事中通行止めの為、上小阿仁、阿仁経由で比立内に入る。
比立内側の河北林道 下降地点に軽トラックが3台止まっている、間伐作業員
達の車かなとの思いで釣行準備して足の幅程しかない春の山菜道かマタギ道を歩き出す。
スパイク付の足跡が何人も先行している、人数が多いので釣り人ではないと、
この時はあまり気にも留めなかった
30分程下って入渓地点です。
3日間降り続いた雨も昨日からやっと晴れたが水位は未だ下がりきっていない、
増水状態だ、それでも遡行できないほどでもないので腰掛けて仕掛けをセットする。
下から釣り上がって来る人がいる。
゚内キャンプ場から上ってきたとの事、福島からの釣り人で岩魚の形の良いのを
2本キープしていた、ここで止めるとのこと、ここから先が良くなるよ と言ったが
途中山形で一箇所竿を出して今日中に仙台まで戻るらしい。
帰りのマタギ道を教える。

アタリの無いまま遡行する、ちょっと濁りがあり条件は良いはずなのに。



落差3m程の落ち込みが増水でいつもの倍の幅になっている。
右から登れるのが今日は無理、左に高巻きだ、50m程よじ登り
又マタギ道に上がる。



芽吹いたばかりの新緑が眩しい。林床はまさにお花畑。
今は、まだ木々、草花の根元まで陽が射し込む。

  

  



エンレイソウ  カタクリ  キクサキイチゲ 白から紫白いスミレ (名前わからず)
シラネアオイ  ヤマエンゴサク  ヤマワサビ

斜面一面山野草です  注意して足を踏み出さないと花を
踏んでしまいそう。
岩魚釣りに来たことを忘れてしまいそう。

  

大深沢別れで再び入渓し、今日の予定の真角沢源頭部へ。
やっとアタリがでてきた、雪代で濁りりが増してきた、それにつれて岩魚も飛び出てくる





今日の一番 泣きの29cm



スノーブリッジの出口から引き抜いた
サビの取れた岩魚

雪代増水が見えてきたので早めに引き上げることにする。
帰りはサビて朽ち果てた軌道跡を横切りマタギ道を下る。
前方ブナ林間に動くものを見て一瞬熊か とたじろぐ。
よく見ると人が座り込んでいる。


マタギだ 阿仁マタギ、打当のシカリ だ。
座り込んで話を聞く。
春の生息数調査とのこと 下降地点の3台の軽トラックはマタギ達の車だったのか。
15人で白子森の阿仁側の頭数確認だそうだ。
雪の有る内、その足跡で数えるらしい、一頭、一頭、違うらしい。
今日は一頭仕留めて今上で解体しているようだ、この後 熊鍋か。
今どきのマタギはトランシーバーでやりとりするようだ。

阿仁側に20〜30頭は居るから気をつけろよと言われた。
と言う事は、河辺側にも20〜30は居ることになる、あぶない、あぶない。
《阿仁マタギ情報は下記へ》
館のリンク集より   『美しい水の郷あきた』 祭りと文化 より 孤高のマタギ へ



館の主人が熊対策で身に付けている用具です。
保険です、遭わない事が一番です。

熊鈴(にぎやかな スズです)(遭ってしまったら)
カウンター アソールト(熊撃退スプレー)ナイフ(たぶん役に立ちません)




2004釣行記にもどる