9月18日  山は舞茸フィーバーです


禁漁3日前です。
未だ登ってない沢にとの思いでM川m沢の滝上
に登り次のN沢別れまでの渓で大物狙いをもくろむ。
木出し作業で補修された林道を走り、急坂になる
手前左に下りて車を回して駐車です。
9時20分入渓です。
竿を出さないでゆっくり魚影を探しながら歩き出す。
滝までおよそ1時間の行程です。
それにしても全然影が走らない。この渓相で走りが
見えない、まるっきり居ないのかな。



水量があり流れ全体が
ポイント。だけど見えない、
隠れているのか。
この辺はまだ広く紅葉前
の木々の間から射し込む
陽が水面を照らし底の小石
まできれいに見える。



 1時間で滝に到着。
 滝壷に竿を出すが音沙汰
 無し。
 高巻コースを探す。
 左右に足跡があるが
 納得するコースが無いので

滝正面に向かい右壁面が一番安全で容易なコースとみ
て手前の深みを渡りその壁を難無く登った。
しかしこのコースは水量の少ないときだけのコースだろう。
滝上、仕掛けも新しいのに交換して今日はここからだとかまえる。
1投目でいきなりゴツゴツ 喰わせに送り込み、目印が
消えたところでゆっくり合わせる。
ところが寄ってこない、落ち込みの方にゆっくり引っ
張ってゆく。
5.3mの竿にもうためはない、深くて寄ってもいけない。
急に揚がってきた、ゆらーりとその巨体を水面に現し
反転した。
やられた、完全に糸フケ状態、そのまま糸と竿は宙を
舞った。
充分に喰わせたつもりだったのに。
同行のS氏も傍でため息をついていた。
完全に負けた、来春リベンジだ待っていてくれよ。
アタリはこれ一回きり。

舞茸採りが沢をジャブジャブ下ってきた。
聞くと、この沢から7人ほど反対の壁面を登っている
との事。 



降りてきた一人に見せてもらった
この写真が1株の四分の一のカット
です、デッカイ株のようです。
15日にも21kg採って9万円稼いだ
とのこと(趣味と実益との事)。

まさに舞茸フィーバーだ。
それにしてもこの急斜面、絶壁を登り目当ての木の根元
から採り、又谷に下りるか、尾根に登るかだそうです。
尾根にはキノコ道があるそうだ。
山釣りよりすごいよ。
天然舞茸が高いはずだ。
     
これでは、岩魚は隠れて出てこないよ。
今日は岩魚は微笑んでくれないようだ。
予定のN沢別れまで登らないで納竿とした。



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