7月 6日 ショウキランを撮る

     梅雨真只中、2週間ぶりの晴間。
     前日までの雨、たぶん増水しているだろうとの思いで
     ゆっくり、9時スタート。
     河北林道を進む、今日の林道は静かです、山菜取の車
     が居ない、渓流釣行者も少なくなった、10日の岩見川の
     鮎解禁の準備をしているのかな。
     ちょうど1時間で入渓地点到着。
     しばらくの長雨だったので、源流部まで登ってきているだ
     ろう、との思いで、竿を出し、探るが、居ない。
     登ってくるには、まだ早いか。
     同行のS氏、草むらを指差し見たことのない花、もしかして
     ランの一種かもしれない、と。
     早瀬から、一歩上がった足元に、1本の野草が花を付け
     ている、廻りの背の高い草に押しつぶされそうに、まるっきり
     陽の射さない薄暗い場所に、だけど、ほんのりと光りを
     放っているように白い花、1本に二輪の花、その時は、
     名前も分らないまま写真を撮り続けた。
     フラッシュで撮ると綺麗に撮れるが何か不自然でカット、
     自然光の写真です。
     帰宅後、名前確認  ショウキラン と言うようです。

     

     暫らく、釣りモードから解放され、その場に座り込んで、
     何枚かシャッターボタンを押した。
     廻りを見渡したが、この一本のみ。
     惜しむように、そっとその場所を離れる。
     来年も咲いているように願いながら。
     秋田では準絶滅危惧IB類だそうです。
     (絶滅危惧IA類 ごく近い将来絶滅の危険性が極めて
      高いもの。
     絶滅危惧IB類 IA類ほどではないが、近い将来絶滅
      の危険性の高いもの)  

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