5月29日 シラネアオイの渓に岩魚と遊ぶ

 今日の沢は、スノーブリッジが消え、雪代が治まりかける5月末の今ごろでないと入渓出来ない。この渓に下りるのは岩魚だけでなく、シラネアオイの群生を眺める事ができる楽しみがある。今回もスノーブリッジがまだ残っている渓に咲き誇っていた。





 白いシラネアオイのようだ、腰にセットしている釣り道具一式を外し斜面をよじ登った。微かに紫色が残っている。真っ白ではなかった。白のシラネアオイは一春に一回くらいしかお目にかかれない。翌年に同じ場所に白が咲いているかなと探しても見当たらない、紫ばかり。









 雪渓、スノーブリッジの登場。渓が深いとズリ落ちる雪の量も多く、最後まで我々釣り人を拒みつづける。毎年スノーブリッジが形成される場所の斜面には、幼木はあっても太い樹木は1本も無い。なぎ倒されて、渓を埋めつくし、倒木堰堤が形作られる。そんな場所は竿も振り込めなく、餌も落とせない。岩魚の棲み家としては最高の場所のようだ。こんなポイントが数多くある渓ほど大物が育まれる。
 ブリッジの厚さはセンターでまだ1m以上ありそうだ。それでも注意してソロリソロリと渡る。



 落ち込みの底に餌をデカ錘で沈めて無理やり引っ張り出した岩魚。簡単には浮いてこなかった。中硬調の竿をめいっぱい曲げながら引き寄せた。まだサビが残りちょっと黒い。





 舘のフィールドのなかでも比較的広い渓なので、ゆっくり岩魚とのやりとりを楽しめる。でも遊んでくれるのは3年物の小ぶりな岩魚ばかりで、腰にかまえたネットを構えるのは1本も来なかった。





 そろそろ、源頭です。



 今日は、ここでストップ。このブリッジの上は雪崩の残雪で渓がまだ埋めつくされていて、釣行はもう無理のようだ。
 8時30分遡行開始。おにぎり昼食を挟み5時間の釣行。



 ゆっくり沢を下っている途中に、春蝉の声に気が付いた。渓谷全体にこだまし響いて賑やかだ。春蝉の合唱が始まると山も急に暑くなる。下の写真は目に止まった春蝉の殻です。







 林道によじ登る途中の ネジレぶな 。幼木時に雪に踏まれ、雪崩に倒されながらも成長し続けたブナだろうとデジカメを向けた。




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